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お肉の名前たち、一体なぜこの呼び名なのか?馬肉は「さくら」、イノシシ肉は「ボタン」、鹿肉は「もみじ」、ウサギ肉は「月夜(げつよ)」、鶏肉は「柏(かしわ)」、鴨肉は「イチョウ」、スッポンは「マル」、ふぐは「テッポウ」

投稿日:01/26/2019 更新日:

日本ではお肉にとっても素敵な隠れた名前がついています。昔の人のネーミングセンスには感動してしまいます。

馬肉=さくら:
馬のお肉をさくら肉と呼ぶようになったのには諸説あります。馬肉に赤身に多く含まれるヘモグロビン、ミオグロビンが空気に触れるときれいな桜色になることからこの名前になったという説。千葉県にある佐倉市(さくらし)には江戸時代当時、幕末が管轄する馬牧場があり、「馬といえば佐倉=桜」となったという説があります。他にも様々な説があるのですが、残念ながら現代ではどの説が正しいのかを判断することは不可能です。

猪肉=ぼたん:
獅子の堂々とした姿に、ものすごく豪華な牡丹の花を描いた「獅子に牡丹」という図柄があります。この図柄の意味は、組み合わせや配合のよいたとえとしてよく用いられます。その獅子をイノシシにたとえて牡丹肉(ぼたんにく)と呼ばれるようになりました。またイノシシ肉は別名、山鯨(やまくじら)ともいわれます。

鹿肉=もみじ:
日本古来からある遊びである「花札」の10月の絵柄には紅葉と鹿が一緒に描かれています。そのことから紅葉(もみじ)と呼ぶようになったという説があります。またこの絵柄、鹿がプイッとあさっての方角をむいて無視しているように描かれていることから、10月の鹿を「シカト」と呼ぶようになったと言われています。

兎肉=げつよ:
武士や庶民の間では普通に食べられていた兎の肉ですが、日本に伝わってきた仏教では、獣を殺して食べることは許されないことでした。でもどうしても食べたいお坊さんたちはうさぎは耳を羽とし、鳥だということにしてウサギを食べたということです。そしてことからうさぎの数え方を一羽、二羽と数えるようになりました。またウサギは月に住んでいるということから、ウサギのことを月夜鳥(げつよどり)と呼ぶようになります。

鶏肉=かしわ:
江戸時代から庶民の間で親しまれていた鶏肉ですが、主に九州や関西では鶏肉のことを「かしわ」と呼んでいました。なぜこの呼び名になったのかには諸説あります。神様を拝むときにする所作「かしわ手」が鳥の羽ばたく姿に似ているという説。特に紅葉で赤く色づいた柏の葉が鳥が羽ばたく姿に似ているからという説。他にも様々な説があるのですが、残念ながら現代ではどの説が正しいのかを判断することは不可能です。

ちなみに、鴨肉は「イチョウ」、スッポンは「マル」、ふぐは「テッポウ」と呼ばれています。

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