映画「万引き家族」家族って一体なんだろう? Movie “Shoplifters” What is a family?

ニューヨークで日本の映画!こういう機会は自分にはめったになく、ドキドキしながらいざ映画館へ。

家族ってなんなんだろう。心を通い合わせることのできるものを家族というのかなぁ、それとも血のつながりを家族というのだろうか。他人でも家族以上の絆を築くことはできると僕は感じているけれども、実際どうなんだろう〜。

この映画はそんな僕の考えを肯定するものでした。他人同士がさまざまな事情からいっしょに暮らしているがそれは家族のように見えて家族でないような。そんな境界線をみせてくれることで、家族ってなんだろう〜って考えさせられてしまう。というか家族の定義などその当人同士の問題であり、他人がどうこう言えるものではないのかもしれない。

もうひとつ、「真実は表にはなかなか出ないものである」ということをこの映画は見事に魅せてくれる。一般的に報道された情報に基づきニュースの視聴者は一般常識や彼らの常識と照らし合わせて判断する。法的に正しく誘拐された子供が家に戻り誰もが「幸せ家族が戻った」と思ったではず。しかしその実態は残念ながら子供に暴力が振るわれる日常が戻るだけ、でも暴力を振るうその親にもおそらく理由があるはず。映画の中のあの子供の本当の幸せは、現在の日本の法律、報道、一般常識とは大きくかけ離れているものだった。

家族というものを、幸せというものを、僕たちは法律、報道、一般常識を一旦ここでおさめて、心で感じ考え直してみるとてもよい機会になる映画だと深く見入ってしまいました。

そして全ての役者さんがあまりにもすばらしくて、この映画と出会えたことをとても嬉しく感じました。最後になりましたが樹木希林さん素敵な映画をありがとう。